校長あいさつ

~子どもにとっての成長を共に願う存在として~

 今年は入学式に桜が満開となり、1年生と1学年進級した上級生を華やかに迎え、新生活のスタートを応援しています。本日の入学式では1年生40名を迎え、279名の仲間で令和6年度が始まりました。新しい教室、新たな担任との出会い、初めて話すお友達、胸を弾ませた笑顔の初日でした。

子どもにとって、安心・安全な学びの場、自分の成長を実感し社会性が育つ場としての学校の役割を考え、子どもの自立と未来のウェルビーイング(幸せや生きがい)を願い、全教職員ですべての子どもの伴走者として教育的愛情を注いでいきます。

 本年度の学校教育目標は『考えを伝え合おう みんなのためにやってみよう』にしました。学校アンケートからうかがえた「自信をもちたい」という子どもの思い、「人に優しく自分の考えを自分の言葉で表現できる子になってほしい」という保護者・地域の願い、「周りの人を思って判断し、失敗を恐れず勇気をもってチャレンジしてほしい」という教職員の思いをこめ、子どもが覚えやすい言葉にしました。

 子どもは社会の宝です。私たち人生の先輩である大人の努めは、子どもが夢や目標をもち、自信をもって自立していくことを手助けすることだと思います。将来起こりうる困難な場面でも前向きに乗り越え、幸せな人生を歩む力をつけてほしいです。学校教育の中では、少しずつ高いハードルを設定し、頑張って飛び越えようとする子どもを応援するとともに、できたときに一緒に喜び、認めることを繰り返します。時に子どもがくじけそうなときには、保護者の皆様に支えていただき、背中を押して励ましていただきたいです。また、様子が心配な時には、学校にお知らせいただき、子どもにとって良い方法を共有していきましょう。

 学校と保護者・地域は共に子どもの成長と命の安全を願う存在であります。今後とも「多賀っ子」の応援をよろしくお願いします。          

【校長 國原 尋美】